会社と社会を繋ぐ、廃棄物処理業の広報の役割とは【ラジオ放送⑤】

※浜田化学が月に1度ゲスト出演する環境番組『正木明の地球にいいこと』(ラジオ関西)2023年2月27日放送回

今回は浜田化学で広報を担当している私田中が出演させていただき、普段の仕事内容や産業廃棄物処理業界の広報の役割についてお伝えしました!

目次

■産業廃棄物処理業の”広報”ってどんなことをするの?

「広報」というと、イメージしていただきやすいようなメルマガやSNSの発信、取材対応など情報発信業務はもちろん、環境イベントの企画や参加を通した啓発活動なども行っています。

これまでは静脈産業として注目されることが少なかった廃棄物処理業界も、「SDGs」という言葉が普及して以降は特に注目される機会が増え、最近ではよく環境教育の一環に廃油キャンドルのワークショップ実施依頼や、リサイクル啓発をテーマにしたSDGsセミナーのご依頼をいただくことも増えてきました。

実は私自身も浜田化学に入社するまでは廃食油がリサイクルできることや環境問題のことはほとんど知らなかったのですが、知れば知るほど奥が深く環境にとっても社会にとっても重要な役割を持っている業界だと感じています。

私自身この仕事に携わるまで知らなかったように、なかなか一般の方の目に触れることが少ない業界なので、なにかきっかけがないと廃食油がそもそも回収されリサイクルできることを知らなかったり、地球温暖化や環境問題を身近な課題として捉えることはとても難しいと思います。普段廃食油を回収させていただいているお客様も、「回収されたあとはどうなっているか知らない」という方がほとんど。廃食油の適正処理という身近な行動ですが、せっかく地球に良い選択をしていただけているので、イベントやSNSを通じてどんどんきっかけを生み出していけたらと思っています。

■SDGsが追い風に~高まる社会の需要

私たちのお客様である食品業界でも、フードロス対策やプラスチックごみ問題など、たくさんの環境問題への対策やSDGsの課題が議論されています。

社会のSDGs対する認知度が上がるにつれ、会社としてこうした課題に取り組まなければいけないという企業も増えてきました。一方で、「具体的に何をしたら良いか分からない」「コストや人手をかけられる余裕がない」「環境問題なんて大きすぎてどこか他人事に感じてしまう」という声も多くお聞きします。

実際に地球温暖化や飢餓問題も、話が大きくて自分たちが行動したところでと感じるかもしれませんし、私も実際そう思っていました。

しかし、実は大きく考えすぎてしまっているだけで、案外身近なお困りごとの解決がそのままSDGsに繋がるケースも多いのではないかと感じます。

廃食油や廃棄物の相談を受けるなかで、最近は「SDGsコンシェルジュ」としてリサイクルやフードロス対策などすでに取り組んでいるSDGsを洗い出し、再認識してもらうような提案もはじめました。

■リサイクルに携わる広報のやりがい

浜田化学は「人と循環で世界を救う」というミッションを掲げています。

「世界を救う」というとすごく大きなことに聞こえるかもしれませんが、世界を救うのも小さなことの積み重ねで、どれだけの人が賛同してくれるかだと感じています。

私も浜田化学に入社するまではSDGsなんて他人事のように感じていましたし、廃食用油は捨てられるものだと思っていてまさかジェット燃料やハンドソープにリサイクルされるものだと知りませんでした。

ごみ拾いや電気をこまめに消すなども同様で、小さなことかもしれませんが、課題や影響をしっかり認識し取り組む人が増えればそれだけ大きな力になるし、そのためにもまずは”知る”ことがすごく大切だと身をもって感じています。

はじめの第一歩として、まずは「知ってもらう」という広報の役割にとてもやりがいを感じていますし、私たちの活動に共感してくださる方々と世界を救う大きなアクションを起こしていけたらなと思います。