回収した使用済み油はどうなっている?【ラジオ放送①】

※浜田化学が月に1度ゲスト出演する環境番組『正木明の地球にいいこと』(ラジオ関西)2022年10月17日放送回

今回は浜田化学副社長の岡野輝平がゲスト出演し、「使用済み油の回収とリサイクル」についてお届けしました。

目次

■廃食油の再生処理って?

浜田化学では主に食品を扱うコンビニ・食品工場・スーパー・飲食店の使用済み油、いわゆる「廃食油」の回収・再生処理をおこなっています。

飲食店など事業系の廃食油は、植物油から動物性の固まる油まで幅広い種類があるほか、天かすやドレッシング、雨水やごみなどの不純物が混入している場合もあります。

回収してきたこれらの油を、まずは熟練の社員が種類や状態に応じて分別し、タンクの中で熱を加え続けながら静かに置いておくことで不純物と水分、油が分離されます。ここから不純物を取り除き、精製された油脂が再生資源として生まれ変わっていきます。

■どんな再生資源に生まれ変わるの?

捨てればごみですが、油はまさに「リサイクルの優等生」。

処理された油脂は、油の持つ品質ごとに、バイオディーゼル燃料(軽油の代替燃料)や家畜の飼料原料など様々な用途に利用されます。実は家庭でも身近な石鹸やハンドソープの原料にもなっているんですよ!

■家庭で出た廃食油はどう処理したら良い?

ご家庭でも処理に困りがちな廃食油。キッチンペーパーに吸わせたり、固めて捨てている…という方も多いのではないでしょうか?

実はご家庭でも、簡単に楽しくリサイクルできる方法があるんです!

その方法は…次回の記事でご紹介しますので、ぜひそちらもご確認ください♪

行動した結果がすぐに見えてこないのが環境問題のむずかしいところ。しかし、私たち浜田化学をはじめさまざまな企業・業界の現場では、スタッフたちが一丸となって環境問題に取り組んでいます。

「リサイクル」と一言でいっても、そこには雨の日も暑い日も重い油をこぼさないよう丁寧に運び、工場で手作業で処理しているような背景もあります。

環境問題を解決しようと日々努力する全員がヒーローになれるよう、少しでも取り組みについて知ってもらい、広がっていけば良いなと思います^^

■ラジトピ(ラジオ関西)記事はこちら https://jocr.jp/raditopi/2022/10/22/460144/