産業廃棄物業界の新卒採用状況と学生の意識変化【ラジオ放送⑦】

※浜田化学が月に1度ゲスト出演する環境番組『正木明の地球にいいこと』(ラジオ関西)2023年4月3日放送回

今回は浜田化学副社長の岡野輝平がゲスト出演し、新卒採用状況と学生の意識の変化についてお届けしました。

目次

■業界の印象の変化と新卒採用

もともと私たち産業廃棄物の処理業界は、静脈産業とよばれ注目されることが少ない業界でした。

産業廃棄物はお店や事業者にとって適正に処理しなければならないものですが、リサイクルされていることに対する認知はとても低く、今後の未来社会で必要とされ続けるためには「環境ビジネス」の視点で志を持った若い世代を増やし事業を多角化していく必要がありました。そこで7年前から始めたのが、新卒採用。

当時業界でも珍しい新卒採用ですが、しなかったというより、したくても出来なかったという方が正しいかもしれません。「油の回収処理業務」というと4Kに例えられるような匂いがきついという印象や体力的にも厳しい印象を受けたり、そもそも企業側に受け入れる教育が整っていなかったりと様々な課題がありました。

一方で若い世代の意識というのも変化してきています。

合同説明会に来てくださる学生たちは、「卒論のテーマで環境問題を取り上げている」「学外でボランティアなど社会貢献活動に取り組んでいる」「就活の軸を事業内容に共感できるか、社会貢献につながるかという点に置いている」という方も多くいらっしゃいます。

地球温暖化はじめいまある環境問題の影響を諸に受けるのは2030年、2050年の社会を担っていくまさしく今の若い世代。メディアや学校教育でも環境問題やSDGsが取り上げられるようになったいま、環境ビジネスやそれらを軸にした多角化に注目が集まっています。

■これからの未来社会を担う若い世代に求められること

新卒採用も7年目を迎え、定着し新たな事業展開の軸となる新卒社員も出てきました。

同時に社会全体の環境問題への取り組みも進み、スーパーや学校での啓発活動を行ったりと年々環境ビジネスへの関心は高まっています。

どんどん需要が高まる環境ビジネスは、ビジネス自信が持続可能であるために現状維持ではなくさらなる事業拡大や海外展開、多角化が欠かせません。

浜田化学のテーマは「人と循環で世界を救う」。

自分の30年後、50年後の未来を見据えてどう進んでいくのか、何を成し遂げていくのか。

自分たちで考え主体性をもってこれからの未来社会をつくっていくことが求められています。