農業における気候変動・環境問題【ラジオ放送㉙】

※浜田化学が月に1度ゲスト出演する環境番組『正木明の地球にいいこと』(ラジオ関西)2025年2月24日放送回

今回は浜田化学のいちご担当がゲスト出演し、「農業における気候変動と環境問題」をテーマに収穫シーズン迎えている白いちご「淡雪」についてお話ししました。

■淡路島産白いちご「淡雪」

淡路島・洲本市の廃校を利用し育てている白いちご。低炭素農業を実施し、「地球にやさしい白いちご」を目指しています。

>以前の放送回はコチラ

廃食油の活用で白いちご栽培 廃油リサイクルで実現する低炭素型農業【ラジオ放送③】 – CYCLE HUB+

■浜田化学のいちご担当とは?

廃校を活用した白いちご「淡雪」。真っ白ではなく淡いピンク色をしており、香りや糖度も一般的ないちごに比べ高いのも特徴です。いちご担当の髙原さんはいちごを栽培するために浜田化学に入社したいちご愛に溢れてた去年新卒入社をした新入社員です。高校の時からいちごの栽培に興味を持ち、大学でもいちごの研究をしていた髙原さんが大切に育てた今年の「淡雪」は夏の猛暑を乗り越えたくさん実をつけています♪

■ビニールハウス栽培でも気候変動による影響が…

「ボイラーを使用することでビニールハウス内を温めることはできますが、外気以上に冷やすことができないので去年の猛暑による病気や害虫の影響を大きく受けました。」(髙原)

「現在は日が差すと日中はビニールハウス内が30℃以上になりますが、夜間や早朝は2℃ほどまで下がるため、気温差が大きく温度管理が大変です。」(髙原)

いちご栽培におけるハウス内の適温は26℃ですが、寒暖差や外気の影響を大きく受けるため一定に保つ温度管理が非常に難しく気候変動問題と大きく関係しています。

■いちご担当 今後に向けた目標は?

浜田化学が目指すのは白いちご「淡雪」の低炭素農業の実現。

廃食油を回収しリサイクルしてできたバイオマス燃料をビニールハウス内の温度を保つための灯油ボイラーに混合し、二酸化炭素の排出を抑える低炭素型農業の実現化を目指しています。現在、実験段階ではありますが少しずつ実用化に向けて進めています。

「低炭素農業を目指すだけでなく、日々、地域の方々に肥料や気候に関する知識を教えてもらい、たくさんの方と関わりながら白いちごを栽培しています。たくさんの知恵を共有しあって環境問題解決により取り組んでいきたいです。」(髙原)

いちご担当を中心に栽培する浜田化学の「淡雪」。「地球にやさしい白いちご」を目指すべく、今後も丁寧な栽培を続けていきます!今後の展開も、ぜひご期待ください!!