飲食経営から見る食品ロス【ラジオ放送⑬】

※浜田化学が月に1度ゲスト出演する環境番組『正木明の地球にいいこと』(ラジオ関西)2023年10月16日放送回

今回は浜田化学飲食事業に携わる食品事業マネージャーの森本がゲスト出演し、「飲食事業から見る食品ロス」についてお届けしました。

目次

■廃油回収業者がなぜ飲食店経営?

実は浜田化学は全国で計3店舗飲食店と、お豆腐屋さんの経営も行っています。

長野県でとんかつ屋(とんかつあげは)、やきとん居酒屋(東京やきとん長野本店)、大阪心斎橋でタイ料理店(Thai Food Lounge DEE)、そして大阪中津で豆腐屋(曽根崎翁豆腐)と幅広く展開しておりよく驚かれるのですが、なぜ廃油回収業者が飲食店を経営しているのでしょうか?

それは、本業である廃食油回収のお客様はほとんどが飲食店事業者様であり、私たちも実際に飲食店を経営することで廃食油回収だけでなく様々な困りごとが実際に見えてくる・同じ立場に立って困りごとの解決に寄り添うことができると考えたからです。そして代表のテーマのひとつである”食を通して人々を幸せにする”そのためのトライ&エラーを行う場でもあります。

せっかく開業しても、数年で閉業してしまう率が高く持続が難しい飲食業。持続可能な食産業の実現を目指すためには、飲食店の経営を通してまずは実態を知ることが必要不可欠でした。

■実際に飲食店経営で感じる「食ロス」の現状

飲食店経営において大きな課題のひとつでもある「食品ロス」。日本国内だけでも年間で約612万トン発生しているという食品ロスは、単にもったいないというだけでなく廃棄による環境負荷もかかってしまいます。

飲食事業者にとって食品ロス=利益のマイナスに直結する課題ですよね。

そんななかでロス削減の取り組みとして、廃棄が出ないメニュー構成やロスを削減しつつ美味しさを損なわない工夫を行っています。例えばThai Food Lounge DEEで提供しているカオマンガイは、低温調理・真空調理を活用することで保存期間を伸ばしかつお肉が柔らかく美味しい状態での提供を実現しているほか、提供時の調理のオペレーションが簡素化されるためもう一つ飲食店の大きな課題である人件費の削減にもつながっています。

美味しく無駄なく、そして健康に。様々な技術も生まれているなかで、既成概念を取り払って取り組んでみる、持続可能な食をつくるための挑戦は尽きません。

■飲食事業部店舗一覧

Thai Food Lounge DEE(タイフードラウンジディー)/大阪市中央区西心斎橋1-6-14 心斎橋BIG STEP 3F

Thai Food Lounge DEE 心斎橋本店 (タイ フード ラウンジ ディー) – 四ツ橋/タイ料理 | 食べログ

東京とんかつ あげは アリオ上田店/長野県上田市天神3-5-1 アリオ上田 1

東京とんかつあげは アリオ上田店 – 上田/とんかつ | 食べログ

名物東京やきとん 長野本店/長野県長野市上千歳町1351 マルボシビル 1F

名物東京やきとん 長野本店 – 市役所前/もつ焼き/ネット予約可 | 食べログ

大阪曽根崎 翁豆腐/大阪府大阪市北区豊崎5-1-2

大阪曾根崎翁豆腐 (オオサカソネザキオキナトウフ) – 中津(大阪メトロ)/その他 | 食べログ