中堅社員に聞く、産業廃棄物処理業の今とこれから【ラジオ放送⑲】

※浜田化学が月に1度ゲスト出演する環境番組『正木明の地球にいいこと』(ラジオ関西)2024年4月1日放送回

今回は浜田化学商事部・開発部の社員2名がゲスト出演し、「現場からみた産業廃棄物処理業」についてお届けしました。

目次

■現在の仕事と、現場で感じる最近の環境ビジネスへの注目

今回は開発部入社8年目の渡さん、商事部入社4年目の小林さんが出演し、実際の環境ビジネスの業務内容や、現場で感じる最近の社会の変化について教えてくれました!

まずは2人が担当する主な業務内容について。

「私は商事部という部署で、油の調達営業を担当しています。調達では、個人店などよりも、食品工場などより大きな事業所から大量に出てくる廃食油を回収してくるため、10t規模のタンクローリーを手配したりもしています。」(小林)

「私は、開発部で主にリサイクル後出荷する油の品質管理を担当しています。出荷先の用途に合わせて、お客様が求めている品質に合っているかどうかしっかりとチェックしていますが、油(商品)の信用にも直接的につながるため、リサイクルの肝となる業務のひとつです。」(渡)

入社3年以上経ち、会社の根幹業務を担う2人。2人とも新卒入社の社員ですが、学生のときに比べ、実際に働いてみて感じることや最近の社会の変化についても聞いてみました。

「実際に働いてみて、改めてリサイクル、環境ビジネスというのは簡単じゃないなと感じます。学生の頃は知る由もなかった様々な企業の環境への取り組みを知って、本当にたくさんの時間や労力がかかっていることだなと…。私も、はじめて自分が入社してから担当してきたお客様に油を納品できた日は、とても嬉しく今でも覚えています。大変なことも多いですが、時間をかけた分やりがいにもつながっています。」(小林)

「僕は入社前からアルバイトとして浜田化学の業務を行っていたので、業務に関して入社後にギャップを感じることはありませんでしたが、実際に働いてみてここ数年で第三者からの視点がとても変わってきたと感じます。

例えばお客様とやり取りする場面で、バイオディーゼル燃料などの再生可能エネルギーに興味関心を持ってくれる人がとても増えたと感じますし、これからビジネスとしてもどんどん広がっていくと思います。」(渡)

■どんどん拡がる環境ビジネス!今後の目標は?

現場でも感じる環境ビジネスの拡がり。2人に今後の目標について聞いてみました!

「調達の成績を上げていくことはもちろん、今の技術では取り出すことができない油についてもこれからリサイクルが可能になっていくと思います。今から少しずつ種をまいていって、新しいリサイクルビジネスをつくっていきたいです。」(小林)

「生産技術の向上によって、いままで廃棄されていた食品からも今後油を取り出せるようになるよう開発を進めています。今後も、リサイクルの技術や質を上げていければと思います。」(渡)

まだまだこれからの展開も楽しみな廃食油リサイクル。最後に、このラジオの放送日は浜田化学の入社式ということで、新入社員に向けたメッセージも!

「今日から社会を動かしていく一員として、不安もあると思います。最初の3年は、たくさん失敗することもあるかもしれませんが、私自身も4年目を迎え、失敗をするからこそ成功があるなと感じます。まずは、失敗を恐れない勇気をもって、若者らしくがむしゃらに頑張ってほしいです。」(小林)

「小さなことでも、目標を持って仕事をしていってほしいなと思います。あとは慣れてきたら次のステップとして、考えながら、仕事に取り組むことも意識してみると良いと思います。でも第一に身体をこわさないように、体調にも気を付けながら仕事に取り組んでいってください。」(渡)

年々環境や社会に貢献したいと浜田化学を選んでくれる新卒社員も増え、これからもどんどん業界が盛り上がっていくと思います。今後ともぜひ応援よろしくお願いします!