菜の花が地域のエコ資源に!【大野地区菜の花プロジェクト】

長い冬も終わり、ようやく春らしい陽気が続くようになってきましたね!

淡路島で見ごろを迎えた菜の花、なんとそんな菜の花畑が迷路に変身する「大野地区菜の花迷路」が今年も開催されています♪今回はそんな菜の花迷路のエコなお話をお届けします!

毎年期間中約5,000人以上が訪れる大野地区の菜の花迷路。実はもともと耕作放棄地だったところに菜の花を植えたのがはじまりで、歩きやすいようにマットが敷かれていたり、竹のトンネルがあったり心遣いも遊び心も感じられる農家さんの手作り迷路です。ちなみに播種は毎年地元の小学生が行っているそう!環境学習としてもとても素敵な取り組みですね^^

実はこれ、「あわじ菜の花エコプロジェクト」の一環で、10年ほど前から取り組まれています。

「菜の花エコプロジェクト」とは、全国各地で活動がありますが、耕作放棄地などで菜の花を栽培し、その種を収穫・搾油してなたね油を生産・使用後の廃油は軽油の代替燃料(BDF)などにリサイクルし、資源が無駄なく循環する仕組み。

先日、菜の花迷路のオープニングイベントに参加してきたのですが、資源循環の取り組みが分かりやすく体感できるコンテンツが揃っていたので、写真と共に紹介させていただきます^^

搾油を手動でできる体験。レバーを回して搾油していくのですが、ほんの少しの量を絞るだけでもかなり力が必要で、生産の大変さを実感…!搾油したなたね油は、「菜の花の恵み」という商品名で販売もされています!

昔ながらの製法で作った完全無添加のなたね油。サクサクと軽く風味が豊かで、揚げ物を揚げると衣が菜の花色に仕上がりとても美味しい^^背景を知っているからこそより美味しくいただけました♪

オープニングイベントではなたね油の廃油をキャンドルにアップサイクルするワークショップも開催され、なたね油を生産し、食べて、利活用する一連の流れを体験することができました!

ちなみに普段は廃食油をリサイクルしたBDFを市のマイクロバス燃料に活用して二酸化炭素の排出削減にも取り組んでいる、まさしくエコな資源循環の仕組みができています。

地域で資源が無駄なく循環する「菜の花エコプロジェクト」。その集大成のひとつでもある大野地区菜の花迷路は、2024年3月24日(日)~4月7日(日)までの約2週間開催されています!

暖かくなってきてお出かけもしやすいこの時期、ぜひ淡路島に訪れた際は足を運んでみてはいかがでしょうか^^

大野地区菜の花迷路

2024年3月24日(日)~4月7日(日)

場所:淡路島・洲本市大野133(大野コミュニティー消防センター北)

https://www.awajihanamatsuri.com/news/detail.php?t=e&k=1459166881