みなさんは、「バンディ」という競技をご存知ですか?
聞いたことがないという方がほとんどかと思いますが、実は世界的にはアイスホッケーに次ぐほど人気の氷上競技のひとつ!
一説にはアイスホッケーの起源となったとも言われている競技です。
実は浜田化学にはそんなバンディの日本代表候補選手が在籍しています!先日北海道で全日本選手権大会が開催され、応援も兼ねて取材に行ってきました!
北海道出張記録後編は、バンディの魅力と今回の試合のようすをお届けします!
目次
バンディは、スケートリンク上で行うフィールドホッケー形式の氷上競技。
日本ではまだまだマイナーですが、北欧やロシアではアイスホッケーに次ぐ人気の競技です。
イメージとしては、アイスホッケーとサッカーを組み合わせた感じで、ルールはサッカーに近く初めての観戦でも馴染みやすい。ルールやアイスホッケーとの違いを細かく見ていきましょう!
リンクはサッカーコートとほぼ同じ広さで、アイスホッケーに使われるスケートリンクの約4倍の広さが必要です。
なかなかこの広さのリンクは珍しく、実は日本にはまだ2か所しかありません。
どちらも北海道(新得町と釧路)にあり、今回の全日本選手権は新得町で開催されました!
今回私も初観戦だったのですが、ルールはサッカーに似ていて分かりやすくとても楽しめる競技でした!
1チーム11人(ゴールキーパー含む)で構成されており、スティックでボールを打ちゴールに入れて点数を競い合います。
百聞は一見にしかず、ということで、動画を見ていただけると分かりやすいと思います!
試合は30分(または45分)ハーフ前後半で行われます。サッカーのようにカウンター攻撃やロングシュート、オフサイドトラップなど幅広いプレーや戦略が見られ、さらに氷上なのでスピード感があり駆け抜けるような疾走感が見ていて気持ち良いです!
大きなリンクを使って駆け抜ける白熱の試合、一度見ればハマる方続出間違いなしです!!
浜田化学社員で今回の全日本選手権にも出場した花岡くんに、バンディの魅力を聞いてみました!
ーバンディの魅力は?
ー(花岡くん)展開が早いホッケーに比べてバンディはゆっくりと確実に攻めていくスポーツです。常に味方同士でサポートをし、ゴールを決めるため味方全員で喜べるのが魅力です。
なにより広大なスケートリンクを走るのはとても気持ちが良いです。
ここからは、2024年1月7日(日)に開催された第7回全日本バンディ選手権のようすをお届けします。
今回の全日本選手権出場チームは3チーム。地元北海道の新得バンディクラブ・釧路製作所・そして花岡くんの所属する大阪チームJIG Bandy Clubで試合を行います。(赤いユニフォームのチームがJIG Bandy Club)
氷点下のなかでも白熱した試合で、寒さを忘れて楽しめました!花岡くんも公式戦初となるゴール!!
結果は、見事JIG Bandy Clubの優勝!おめでとう!!
第一試合 新得バンディクラブ(2) vs 釧路製作所(2)
第二試合 釧路製作所(0) vs JIG Bandy Club(4)
第三試合 JIG Bandy Club(4) vs 新得バンディクラブ(1)
準決勝 新得バンディクラブ(1) vs 釧路製作所(3)
決勝 JIG Bandy Club(6) vs 釧路製作所(5)
【結果】優勝 JIG Bandy Club / 2位 釧路製作所 / 3位 新得バンディクラブ
これまで聞いたことがなかったバンディという競技。マイナー競技というときっかけがない限り少し敷居が高いイメージがあると思いますが、本当にルールも親しみやすく疾走感があって面白い競技でした。
しかし、やはりマイナー競技となると発展までに様々な苦労や課題があるのも現状。競技人口が少ないなか、広大なリンクを新設するにも莫大な費用がかかり、普段はアイスホッケーをしているという選手も多いです。
本格的な練習が難しい一方で、バンディ自体は世界的にみると世界選手権や過去には冬季オリンピック種目に選ばれたほどの人気競技(※今年の世界選手権はウクライナ情勢の影響で中止となっています)。
花岡くんも、普段はアイスホッケーと兼任しながら日本代表選手として世界選手権・オリンピックへの出場を目指しています。
私たちも、まずは「バンディ」という競技を知ってもらうことから支援していけたらと思い今回取材・記事にしてみました。今後も浜田化学のイチオシスポーツということで応援していきますので、ぜひみなさまも応援していただけると嬉しいです!