※浜田化学が月に1度ゲスト出演する環境番組『正木明の地球にいいこと』(ラジオ関西)2023年11月13日放送回
今回は浜田化学広報担当の東條佑がゲスト出演し、「家庭系廃食油回収の取り組み」についてお届けしました。
ご家庭で天ぷらや炒めものなどを調理した後の廃食油、どうやって処理していますか?
揚げ物など大量に出る油は新聞紙やキッチンペーパーに吸わせて燃えるゴミとして処理したり、炒め物など少量だけなら台所の排水溝に流してしまう、という声もお聞きします。
しかし、ちょっと待ってください!排水溝へ流すと悪臭や詰まりの原因となってしまったり、油を含む下水やごみは処理の際に大量のエネルギーを必要としてしまい、環境がかかってしまいます。日本の下水技術ではこうして負荷をかけながらも処理がされていきますが、世界では油がそのまま川や海に流れてしまい、重大な環境汚染を引き起こすことも。
環境に負荷をかけないためには適切な処理が必要になるのですが、そこでよく寄せられるのが「じゃあどうやって処理したらいいのか?」という疑問。
少しずつ自治体やスーパーなどで廃食油の回収が増えているものの、まだまだ回収拠点も少なく、持ち込むのは手間に感じられがちです…。しかし、廃食油はリサイクルすれば様々な資源に生まれ変わるリサイクルの優等生。
この認知を拡げるべくはじまったのが、あまがさき環境オープンカレッジ(尼崎市南塚口町、塚口さんさんタウン内)で開催されている「オープンカレッジ広場」での廃食油の回収です。
東條さんに、一般家庭の廃油回収の提案をした理由を聞いてみました。
「一般家庭では、調理後に(フライパンなどに付いた)油が残れば水に流してしまうことがほとんど。リサイクルできるものでもあるので『もったいない』と、回収できる場を作っていきたいと考えました。とはいえ、不要になった油を分別する作業はまだ浸透していないこともあり、その意識を持ってもらうためにはどうすればいいか……。課題も山積しています」
毎月開催しているあまがさき環境オープンカレッジでの廃食油回収(毎月第4木曜日)。
回を重ねるごとに認知度も上がり、「回収してもらえるところがあって助かる」「賞味期限が切れた油が大量にあって捨てるのはなんだか罪悪感があるしどうしたらいいか悩んでいた」などの声も寄せられるように^^
オープンカレッジ以外でも、一部地域やイベントなど回収拠点を随時増やしています。少しでも、「廃油リサイクル」という選択が皆様にとってより身近で簡単になるように、これからも拠点の拡大や企画を進めていますので、ぜひ今後も廃食油のリサイクルにご協力よろしくお願いします♪
■ラジトピ(ラジオ関西)記事はこちら https://jocr.jp/raditopi/2023/11/21/541681/