廃食油が船を走らせる?国内初の実証実験に成功!【ラジオ放送⑰】

※浜田化学が月に1度ゲスト出演する環境番組『正木明の地球にいいこと』(ラジオ関西)2024年2月5日放送回

今回は浜田化学商事部兼開発部長の中野貴徳がゲスト出演し、「廃食油の新たなリサイクル用途・船舶燃料」についてお届けしました。

目次

■国内初!廃食油バイオ燃料での船の運航に成功

先日プレスリリースにて発表した国内初となる新たな取り組みの成功。これまでの廃食油のリサイクル用途に加えて、今回はじめて船舶の燃料としての活用に成功しました!

従来船を動かすための燃料は、重油とよばれる石油由来の燃料がほとんどでした。この重油に一部廃食油由来のバイオ燃料を使うことで、二酸化炭素の排出削減に努める動きが世界各国で広がっています。しかし、やはりコストは少し高くなってしまうため、ヨーロッパなどの先進国では進む一方で”コスト>環境”という壁はありました。

ただ、ここからが今回の発表のポイント!今回成功したのは、なんと”廃食油をそのまま”、燃料として使用する実験(国土交通省で約1か月間の海上実証実験を実施)。

バイオ燃料として加工する必要がないので、加工時に発生する二酸化炭素、コスト面を削減することができます。

■空だけでなく海も。海洋国家日本の脱炭素の切り札に!

廃食油が飛行機の燃料になる、SAF(Sustainable Aviation Fuel)も注目を集める一方で、実は見過ごせない海洋国家日本の船事情。なんと日本の船腹保有数は世界で第3位、輸出入のほとんどが海上輸送なんです!

今回の実験成功で、空だけではなく海の脱炭素にも今後大きく貢献!ぜひ今後の展開にもご期待ください^^

■ラジトピ(ラジオ関西)記事はこちら https://jocr.jp/raditopi/2024/03/14/560676/